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【導入事例】TT-2600ⅡWGで実現する精密部品の自動化と量産。岡山ネジがTAKISAWAの機械を選び続ける理由とは?

導入事例

2026年10月08日

#ガントリー

#生産性

#自動化

 

金属精密加工と一貫生産体制を強みに、産業用ロボットや建設機械向け重要部品の製造を手掛ける株式会社岡山ネジ様。

専務取締役の井脇康文様に、TT-2600ⅡWG導入の決め手や、現場での独自の自動化の工夫、そして今後の展望について、お話を伺いました。

 

【企業プロフィール】
会社名:株式会社岡山ネジ
事業内容:産業用ロボット、建設機械、油圧機器の部品製造

 

「異形状」もワンチャックで削り出す。素材から研磨までの一貫生産体制

―― まずは、貴社の事業内容と、現在加工されているワークについて教えてください。

井脇専務:当社の主力業務は、金属精密加工を中心とした一貫生産体制による部品製造と、油圧コントロールバルブの組立です。

主に産業用ロボットや建設機械、油圧機器などに使われる重要部品を製造しており、φ5〜φ300程度の幅広いサイズの金属部品に対応しています。

加工においては、旋盤や複合加工機を用いたワンチャック加工により、複雑な形状の部品でも高精度に削り出すことが可能です。

丸棒だけでなく異形状素材の旋盤加工にも対応できるほか、バルブ部品のような多数の小径穴を持つ精密ワークの加工も得意としています。

さらに、熱処理後の高速旋盤による高精度仕上げ加工から、センターレス研磨・円筒研磨といった各種研磨工程までを社内で一貫して実施できる設備を備えています。これにより、最終精度が厳しく求められる部品であっても、安定した品質で仕上げることができます。

「24時間眠らない自動化工場」が支える、ミクロンレベルの超高精度量産

―― 業界において、岡山ネジ様が誇る最大の強みはどこにありますか

井脇専務:自動機を駆使した「高精度な量産体制」を確立している点です。

創業60年を超える歴史の中で培ってきた加工技術・工程設計力・品質管理力を基盤に、NC旋盤・複合加工機・マシニングセンターなどの自動化設備を組み合わせることで、他社では難しいとされるような高精度部品であっても、安定した品質で量産加工が可能です。

 さらに、工場は24時間稼働体制を整え、大量生産が必要な部品にも確実に対応できる生産能力を備えています。

また、岡山県内に3拠点、中国・大連市に子会社を持つことで、日本と中国の両方から供給できるグローバルな生産体制を構築しています。

これにより、コスト・納期・生産量の最適化が実現でき、幅広いお客様のニーズに応えられる柔軟性を持っています。 そして、常に新しい工法や自動化技術を取り入れながら、革新的なものづくりに挑戦し続けていることも当社の大きな強みです。

 

「省スペース×超高速ローダー」がもたらした、無駄なきコンパクト自動化ライン

―― 今回、TAKISAWAの「TT-2600ⅡWG」の導入を決めたポイントは何だったのでしょうか。

井脇専務:TT-2600ⅡWGはNC旋盤とガントリーローダーがパッケージとして最適化されており、コンパクトで省スペースな自動化ラインを構築できる点です。

機械本体が小型でレイアウトの自由度が高いことに加え、ガントリーローダーの動作スピードが非常に速く、生産性向上に直結すると感じました。

 また、自動化を進める上で重要となるローダーの設定変更が、TAKISAWA製ソフト「らくらくローダ」で、NC画面上で直感的に行える点も大きな魅力でした。

主軸停止位置、エアブロー時間、チャック開閉確認時間などの調整がソフト上で簡単に行え、現場での段取り性が非常に高いと評価しています。

 

難形状・重量物の搬送も自動化。現場の知恵が生んだ「最適化治具」とローダー改造

―― 導入された機械を、現場ではどのように活用し、工夫されていますか?

井脇専務:常にフル稼働で生産ラインの主力設備として活用しています。

単スピンドル機のTCC-2100から平行2主軸機のTT-2600ⅡWGまで幅広く導入しており、特に当社が得意とする異形状ワークの自動加工において大きな効果を発揮しています。

異形状の製品を安定して量産するために、専用の位置決め装置、特殊形状のローダーハンド爪、ワークに合わせた特注ストッカー、チャック形状の工夫といった専用治具や特別仕様を組み合わせ、ワークごとに最適化した自動化ラインを構築しています。

さらに、重量物ワークに対しては、ローダーシステムの改造を行い、自動化の確立に大きく寄与しています。

これにより、従来は人手が必要だった重量部品の搬送・着座・反転といった工程も自動化でき、生産性と安全性の両面で大きな改善が実現しました。

 

長時間動かしてもブレない「繰り返し精度」。安全な作業環境と新規受注の獲得

――実際に機械をご使用いただいての評価や、導入後の効果はいかがですか。

井脇専務:導入後にまず実感したのは、機械の省スペース化による作業性と安全性の向上です。

新しく導入したTT-2600ⅡWGは、既存機のFAロボットの2台持ちよりもコンパクトで、レイアウトの自由度が高く、作業動線が改善されました。

その結果、現場の安全性も高まり、より効率的な生産環境を実現できています。

使用感としては、機械の加工精度が非常に高く、長時間の自動運転でも寸法のバラつきがほとんど出ない「繰り返し精度の安定性」を最も高く評価しています。当社が求めるミクロンレベルの品質を、量産加工で安定して維持できています。

また、チョコ停が非常に少なく、安定稼働する点も大きな効果です。停止トラブルが減ったことで生産性が向上し、計画通りの量産が行えるようになりました。安定した自動化加工が確立したことで、既存製品の生産効率が上がっただけでなく、新たな受注獲得にもつながっています。

 

「絶対に諦めず、解決まで伴走する」――機械の枠を超えた誠実なサポートへの信頼

――長年にわたりTAKISAWAの機械をご愛顧いただいている理由は何でしょうか。

井脇専務:自動化ラインにおける「繰り返し精度の安定性」と「対応力の高さ」にあります。

高精度が求められる当社の製品に対して、安心して加工を任せられる品質を常に提供していただいています。

また、異形状や重量物など、難易度の高い自動化の相談にも柔軟に対応していただき、現場の課題解決に直結しています。

さらに、アフターメンテナンスやサポート体制に対する信頼も非常に大きいです。

私たちが「この形状を自動化したい」と相談した際にも、担当者様は決してあきらめずに検討し、「どうすれば実現できるのか」「なぜ難しいのか」を丁寧に説明してくださいます。その誠実さ、技術理解の深さ、そしてトラブル時にも早急に駆けつけていただける圧倒的な対応スピードには大変助けられています。

困りごとが発生した際には解決までしっかり伴走していただけるため、安心して生産を任せられるパートナーだと感じています。

「他社が断る難題」を自動化で量産する。岡山ネジが切り拓くものづくりの未来

――最後に、今後の展望について教えてください。

井脇専務:当社が長年培ってきた油圧部品の加工技術と、厳格な品質体制をさらに強化しながら、今後はより幅広い分野へ挑戦していきたいと考えています。 特に、どの企業でも自動化が難しいと言われるような複雑形状や特殊仕様の製品に対して、「岡山ネジなら自動化できる」「岡山ネジにしか頼めない」と評価される企業を目指しています。

自動化技術・量産体制・工程設計力をさらに磨き、“他社が断るような難易度の高い製品を、自動化で量産できる会社”として、ものづくりの可能性を広げていきたいと考えています。

 

井脇専務はご本人・息子さん共に野球人

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株式会社岡山ネジ

〒701-0113 岡山県倉敷市栗坂810-11

TEL:086-463-3001

FAX:086-463-3005

Webサイト:https://www.okayama-neji.co.jp/

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今回導入された機械

平行2主軸CNC旋盤「TT-2600ⅡWG」

  • 平行についた2つのスピンドル、ガントリーローダー、反転装置を搭載し、量産加工の自動化をサポート。
  • 左右の主軸は独立した制御ができ、表裏同時加工による自動化、左右同一加工による生産性アップを実現。
  • チャックサイズ:12インチ+12インチ
  • 最大加工径/長さ:Φ340mm/184mm

「TT-2600ⅡWG」の仕様はこちら