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皆様、いつも「これがTAKISAWA」を読んで
まだご覧になっていない方はこちらもぜひ読んでみてください！

今回はその続きとしてTOP3の発表と上位6つには入らなかったものの、開発陣が選ぶ、おすすめオプションを +1 としてご紹介させていただきます!

それでは早速いってみましょう！

このオプションは、TACが出荷されるうちの31%に搭載されているため約3台につき1つ選ばれているオプションです。
 
TACのらくらくソフトは「Gコードの知識がなくても加工ができる」が最大のメリットです。
しかし「もっと加工の幅を広げたい！」「Gコードの知識をTACでも活用したい！」
そんな方にピッタリのオプションが「Gコードプログラム運転」です。
 
このオプションをつけることで、通常のCNC旋盤のようにGコードでプログラムを作成し運転が可能になります！！
使う方の幅を広げ、加工の幅も広げることができます。
 
また本記事の+1にGコードプログラム運転で「あったら便利だな～」と感じるオプションを紹介しています！
ぜひ最後までご覧ください！
 
★こんな人におすすめ！
・Gコードの知識がある方
・自由度の高い加工がしたい方
 

図1：TAC 「Gコードプログラム運転」搭載時の操作盤イメージ

 
※後付けの際は、標準操作盤に追加工事が必要になります

このオプションは、TACが出荷されるうちの45%に搭載されているため約2台につき1つ選ばれているオプションです。
 
例えば端面の加工などの径方向への変化が大きい加工時に、加工面の仕上がりが均一ではなかったという経験は無いでしょうか？
らくらくソフトでは標準で始径・中径・終径に対して、閾値で回転数を変える機能を持っていますが、径方向に変化があり常に回転数を変化させたいといった場合にはこちらのオプションが有効になります。
 
本オプションを選ぶことで周速^※1を指令するだけで主軸の回転数を自動で制御し、切削速度(周速)を一定に保つことが可能になります。
「周速を一定に保つこと≒工具は常に同じ切削抵抗を受けていること」になるため加工面の仕上がりが均一になります。
さらに、一般的に、刃具メーカーが推奨している切削速度(周速)を指令するため、工具寿命を延ばすことにもつながります。
 
※1 周速 … 工具先端に対する加工物の速度
 
★こんな人におすすめ！
・ワークをきれいに仕上げたい方
・工具を長持ちさせたい方

図2：周速とは

図3：周速一定制御とは

このオプションは、TACが出荷されるうちの55%に搭載されているため約2台につき1つ選ばれているオプションです。
 
まずはこちらの動画をご覧ください！

 
ご覧いただいたように本オプションでは、

• 専用画面内にある「位置決め」を選択、主軸を所定の位置に合わせる
• 主軸を停止させた状態でネジの谷底に刃先位置を合わせる
• 専用画面内にある「同期値」を押す

 
このわずか3ステップだけで刃合わせが完了し、ネジの再加工が可能になります！(0:50~)
 
ネジの再加工は時間も手間もかかる非常に大変な加工です。

再加工を支援する機能はTACに標準で搭載されている「ネジ再加工」もございますが、作業者が刃先をワークに近づけ運転中に目視でネジロと刃先を合わせるため、本オプション「ネジ再加工Ⅱ」と比較するとどうしても時間がかかってしまいます。
 
「ネジ再加工Ⅱ」では、切削条件や加工領域に左右されず、安全にネジの再加工を行うことができ、段取りの時間の短縮にもなるため、作業者の負担も減らすことができます。
また、無垢の素材ではなく、すでに出来上がっているネジに対して本機能を使用して、ネジのサラエ加工^※2をしたい方にもおすすめです。
さらに、上の動画の様に「計測が必要だ」と言われる方へも、チャックから外して測定した後、もう少し追い込みたいと思ったときの負担を大幅に削減できます。
簡単に再加工できるだけではなく、「作業者の負担軽減」「時短効果」にも繋がります！
 
※2 サラエ加工(さらい加工) … 出来上がったネジに対し、錆を除いたり、ゆがみを調整するために少し追い込んでネジを切りなおす加工
 
 
★こんな人におすすめ！
・ネジ加工が多い方
・ネジのサラエ加工がしたい方
・測定後に再度加工が必要な方
 

図3：ネジ再加工Ⅱ 設定画面

今回ご紹介させていただくおすすめのオプションは…「Gコードらくらく描画」です！
※本オプションの追加のためには「Gコードプログラム運転」のオプションが別途必要となります
 
最新バージョンの「らくらくソフトⅢ」の、Ｇコード仕様の機械のみ選択できるオプションで、「Gコード」側で作成したプログラムを工具軌跡の描画で確認することができます。らくらく描画で動きを確認できるため、自動運転を安心して実行していただけます。
 
★こんな人におすすめ！
・「Gコード」側でも加工前に工具軌跡を確認したい方
・作成したGコードプログラムがどんな動きをするのか不安な方

図5：Gコードらくらく描画画面

まだ開発・販売から日が浅く、他のオプションに比べると搭載数は少ないのですが、今後はどんどん増えていくことが予想されます。
 
以上が「らくらくソフト」オプション人気ランキングTOP3とおすすめ+1のご紹介でした！
 
皆様いかがでしたでしょうか?
 
前編・後編に渡り紹介させていただいた、計8つのオプションは全て後付け可能です！
※らくらくソフトのバージョンによっては後付け不可の場合もございます
※Gコードプログラム運転等のオプションは別途工事が必要になります
 
すでにTACをご利用されているお客様も、現在TACの購入をご検討のお客様も、少しでも興味が湧きましたら下記リンクよりお気軽にお問い合わせください！