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【入門編】TAKISAWA社員の自主勉コラム ~旋盤とは何?チャックのジョーの種類編~

自主勉コラム

2023年05月30日

#初心者

#旋盤メーカー

自主勉コラムも8回目になりました。
前回はチャックの種類について紹介しました。
今回はチャックの【ジョー】について紹介していきます。

過去の自主勉コラムはこちらから

1. チャックの【ジョー】とは?

チャックは大きく分けると、チャック本体の【ボデー】と、ボデーに取り付ける【ジョー】に分けられます。
【トップジョー】とも言われます。
【ジョー】はワークを把握する指先の部分です。
ワークの形や材質に合わせて【ジョー】を選定します。
【ジョー】にはどのような種類があるのか、見てみましょう。

2.【ジョー】の種類

生爪(ソフトジョー)
上記の写真にも写っている一般的なジョーです。焼き入れされていない生材の爪です。
成形カラーやリング、チャックメイトを用いて、機上でワーク径に合わせ成形するため、精度が高い加工ができます。

硬爪(ハードジョー)
上記の生爪と異なり、焼き入れされている硬い爪です。
焼き入れがされているため生爪のように成形はできませんが、摩耗に強いため、繰り返し使用することができます。

幅広爪
肉厚の薄いワークを把握するとおむすび状に変形する場合があります。
その場合把握部を幅広にすることで、把握力を分散させ、変形を少なくすることができます。

親子爪
ベースとなる【親爪】の上に別部品の【子爪】をボルトで固定し、使用します。
ワーク径に合わせて、【子爪】を段取り替え(子爪の交換)します。
【親爪】を外さず段取り替えができるため作業工数の短縮化ができます。

3. まとめ

いいかがでしょうか?

今回は代表的な4タイプのジョーを紹介しましたが、これ以外にも様々な種類のジョーがあります。
チャックのジョーにはそれぞれ特徴があり、切削条件や材質、生産数、等に合わせて使い分けることが必要です。

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